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 それにつけても更新。
2001年02月28日 (水) | 編集 |
いやー、無事に更新できました。
エルヴェ・ギベールの『憐れみの処方箋』です。
http://leparadis.fc2web.com/protocol.htm
今回は書評だけでなく、リンクページも更新しました。リンクページ、なかなか完成しません。ま、だらだらぼちぼちやってくことにします。はい。

それにしても今週の書評は難しかったっす。だんだん何書いても同じようになっているような気がしてきたし……。それに前にも書いたけど、まるではじめて読む本のように前に読んだときの記憶がすっかりぶっとんでいて、ちょっとくらくらしたし……。
でもこの本読んでてわたしは思いましたよ。「わたしの人生しょっぱいな~」(T_T)

ところでこの本の中にカフェ・クーポールが出てきます。(他の本にも出てきてたかな)
クーポール。なっつかしいなー。わたし、かつてパリに短期留学で1ヶ月いたことがあるんですが、最後の一週間ぐらいは毎晩、クーポールで朝の3時、4時まで騒いでおりましたね。(すぐ近くの2つ星ホテルに団体で泊まってたもので)ばかですね。あと、「クーポール」って名前のカクテルを飲んでみたら、すっごいきついやつで、翌日胃が痛くて死にそうになったことがありましたね。うーん、いい思い出だなっ。
(^_^;)
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 ヨージ・ヤマモト。
2001年02月25日 (日) | 編集 |
かつてヨージ・ヤマモトがテレビのインタビューで、「わたしは服を見れば一目で、どういう人間が何を考えて作ったか、完全にわかる」という趣旨のことをおっしゃっておられました。
クールっすね~!!
そういうことを言ってみたいもんです。
んが、文学ってなかなかそういうふうに「わかった」って感じになりませんな~。(単にわたしが個人的にアホなだけかもしれんが)

そういえばこの前、文学界新人賞の選評で浅田彰が「応募作品はまるでヌーボー・ロマンなどなかったかのごとき作品ばかり」と嘆いてましたが、そりゃ、そうだよ。いま、フランス文学、日本ではてんで読まれてないもの。「デュラスぐらいは読むだろ、普通」なんて大間違いでごじゃる。そういうわたしも読んでないものが多い。世界的ビッグ・ネームは一応1冊ぐらいは読まなきゃと思うけど、なんかなかなか店頭になくて手に入らなかったりしてね。

でもその障害はインターネットによって消え去ったのだったりする。いまや本を売ってるサイトで検索すりゃ、すぐに入手できる時代になったわけで(つまり言い訳がきかなくなった)。
これで日本の文学、少しは変わるかにゃ??
 死んだはずだよヴァンサンさん♪
2001年02月23日 (金) | 編集 |
現在、『憐れみの処方箋』を来週の書評用に読んでます。……なんか、新しい本を読んでいるかのごとく、ほとんど前に読んだときの記憶がないっす。92年の初版本を持っているので、きっとそのころに一度読んだきりなんだろうけど……ほんっとに覚えてない。(やっぱ、アホアホだよな~)
今回読んで不思議だったのは、ヴァンサンが出てきたこと。ありゃ、ヴァンサン、出てきてるぜ、みたいな。んで、やはし『ヴァンサンに夢中』の冒頭でヴァンサンが死んだことになってるのはうそなんだなー、と思いました。(酔って窓から飛び降りて死ぬなんて、現実とは思えんよな)あの本の中では89年に死んだことになってるんですけど、、『憐れみ』の中の90年のシーンに出てきているのでした。「すべてが日記からできている」なんてコメントしてるくせに、そこはしっかりフィクションなんじゃん。
ほんっと、ギベールの本ってどこまでがほんとやらうそやらわからん。
まあ、わたしは卒論に「作者の死」ってタイトルつけたぐらいのテクスト中心主義の人っすから、どこがほんとでも嘘でもテクストの中でのみ判断するのでごじゃるけどにゃ~。(って、内容と文体がちぐはぐだっ!)
あと、ギベールは自分がいつか成功すると信じていたそうです。信じたとおり成功して、、『憐れみ』の中ではとても幸せそうでごじゃるよ。こけたら自分で立ち上がれないほど衰弱してるんですけどね。
 アホアホ炸裂。
2001年02月22日 (木) | 編集 |
昨日書いたHOOPS!の件はわたしの勘違いでした。ちゃんとうちのサイト、ランキングに入ってました。なんのことはない、このランキングのカウントは全ページのカウントの合計だったのだよ。だからトップの3倍ぐらいの数字になっていたのでした。というわけで、このままいっても問題ないらしいです。
昨日の日記はまさにアホアホ炸裂だったのでした。
わりとこの手のパニックの多い人なのねー、わたし。とほほ。
(ちなみに現在の順位はアート&カルチャーのカテゴリーで、1420サイト中1094位でした)

で、この問題は解決したので、次はやはし検索エンジンっすね。ま、うちのようなマイナーっぽいテーマのとこは、めいっぱい登録してもそんなにアクセス増えないと思うけどねー。
あ、でも最近ポール・オースターのサイトってのを発見したんですけど、とても盛り上がってましたなー。アメリカものなら現代文学でも盛り上がるのかー、と妙に納得。うちもオースターも扱う予定なんですけどねー。でもわたし、基本的に「○○最高!」とか思わない人間なんで、ファン・サイトには不向きなんだよなー。手放しで絶賛ってことは決してないのであった。
そういや全作品読破してる作家なんてエルヴェ・ギベールぐらいのもんじゃないっすか?? 普通5冊ぐらいであきるもんなー、絶対。(あと、3年でテンションが下がる、という定説もあり)
 カテゴリー登録。
2001年02月21日 (水) | 編集 |
更新しました。
エルヴェ・ギベールの『召使と私』です。
http://leparadis.fc2web.com/monvalet.htm

で、HOOPS!にカテゴリー登録ってのもしたんですが、ランキングに出ない。
(T_T)
ひょっとしてトップがindex.htmlじゃないからかも。なんだよー、作り方のページにはhtmでもhtmlでもいいって書いてたのに、なんでカテゴリー登録のページには「index.html」にしろって書いてんだよぉ?? いまさら変えるとまたカウンター1からになるじょー。(HOOPS!のカウンターは初期値設定できない)それとも反映されるのに時間かかってるだけかにゃあ?
悩むじょー。

それにしてもHP、作ったはいいが、いかにして広めたらいいのやら考え中。書評って1ページごと検索エンジンに登録したほうがいいのかにゃー? そのほうが調べ物してる人の役に立てるような気はするけど……。なんか、いろんな検索エンジンに1発で登録できるとかってページもあるんだよねー。
なんか、いろいろあるけど、とりあえず電話代かからない範囲で作るのは時間的にきびしい……。
 『召使と私』
2001年02月16日 (金) | 編集 |
……を、次の書評のために読み返した。1日で読めてしまった。しか~し、コミカルな本なんで、書評が書きにくい!! どうすべえか。
ところでこれ、コミカルな本なのに、帯には「この命つきるまで、情熱」って書いてあって、ギベールの写真(あいかわらず暗い)が載っている。これでいいのか? あと、巻頭にギベールの撮影した写真が少し載ってるんだけど、これがまた『召使と私』とてんで縁のない写真で……。まあ、いいのかな? そんなもんなのかなあ??

ところでいま気づいたけど、これまでに紹介した本、みんな同じ出版社から出てるな……。
 更新してますが。
2001年02月15日 (木) | 編集 |
え~と、今日も元気だ更新がつらい。というわけで、更新しました。
ジャン=フィリップ・トゥーサンの『浴室』です。
http://leparadis.fc2web.com/2001/debain.htm
あと、一応しょぼいのですが、バナー作りました。(できあいのに文字入れただけ。とほほ)
しかし……読まれてるという実感がいまいちないなあ~。
そろそろ知人にはアドレス知らせ終えたんで、これから宣伝活動しなきゃならんのですが、なんかどこから手をつけたらいいのやら。ロボット型検索エンジンに登録したらいいんだよね? あ~、めんどくさい。(何のためにHPやってんだ、わたし?)
めんどくさいから閉鎖したりして。(ほんとに何のためにやってんだ??)
 『世界×……』
2001年02月13日 (火) | 編集 |
なんか、連載みたいですけど、またこの本の話。
これ、1人の作家に見開き2ページをあてて、いろんな国の作家を紹介してる本なんですけど、ちょっとあまりにも大量の作家を紹介しすぎてて、これを見て新たな作家に手を出そうという気にならなかったりする。で、もともと知ってる作家のところを読むと、「ふ~ん」と感心はするものの、はたしてこの文章を読んで、自分はこの作家を読むかなあ……と考えてみるとこれまた疑問で。(筆者の方、すみませぬ)
これは個人的なことかもしれないけど、もともと「作家の紹介」っていうのは本を読む動機にはなりにくい気がする。「作家」じゃなく、「作品」の紹介のほうが、読むぞって気になるというか。で、『世界×現在×文学』には作家の紹介と、横にコラムとして「1冊」の紹介と両方あるんだけど、なんか、それってやっぱり作家の紹介の補足に読めてしまう。
まあ、この本は百科事典的なものだと思うのが正しい使い方かなあ。
紹介されてる作家の中には日本語訳出てない人もいるしね。
ってか、なんでここに載るほどメジャーな作家の訳が出てないんだっ??
 評価。
2001年02月12日 (月) | 編集 |
評価ってほんと、むずかしい。実は昨年、S社の新聞上の文芸時評で、「ポール・オースターとかいうアメリカでは2流の作家が日本じゃ大きく紹介されてる」って書かれてて、わたし、頭抱えたことあるんですね~。なんか、オースターの作品って、嫌いな人は嫌いみたいってのはなんとなくわかってたんだけど、そこまで言うか、みたいな。
でもアメリカ本国での位置付けみたいなものは、日本にいるといまいちよくわからないのは事実。
オースターに関しては、『ユリイカ』(文芸批評の雑誌)で特集組まれたこともあるし、そもそも高橋源一郎とかが帯書いてたりするし、日本ではメジャーだけど、それって本国の評価を反映してのことなのかどうかは……よくわかんないもんね。

というか、日本の作家だって、どの作家がすごいのかはよくわからなかったりもするわけで。前出の文芸時評書いてる人は、村上春樹絶賛だったんだけど、それ読んでおもわず10年ぶりぐらいに読んじゃいましたよ、村上春樹。『神の……』って短編集。(題名確認する気いまいちなし)で、前よりもっと嫌いになったがな。本当にこの作家が現代日本でトップなんだとしたら、いま日本文学は読まなくていいです、ってことだなーと思いましたよ。ちなみに、村上春樹は昨日書いた『世界×現在×文学』にも取り上げられていたのでした。
……あ、村上春樹、個人的に嫌いなだけですよ。文学的評価がそんなにめちゃ低いと思ってるわけじゃないです。そこらの作家よりいい作品書いてるのはわかる。でも全体があの方向性に進んで行けばいいなあとは思わないというか、小説としてよりも思想的に共感できないというかなんというか。
とにかく、個人的な好き嫌いの問題と、個人的な評価の問題、そしてプロのあいだでの評価の問題、この3つは分けて考えなくっちゃと思う。で、わかんないと困るのは最後のやつ。要するに、ノリがつかめないっ。
どっかに番付表とか貼っといてくれっ!!
 基準。
2001年02月11日 (日) | 編集 |
ところでここ書評に取り上げてる作品の基準なんですけどね……実はわたし最近になって『世界×現在×文学―作家ファイル』という本を入手したのですよ(96年の本なんだけど)。で、ギベールもトゥーサンもオースターもここにのってるということに気づいて……やっぱ世界の文学の今を形成してる作家がわたしは好きなんだなあ、と妙に納得したのでした。
というわけで、一応掲載基準は、

1. 『世界×現在×文学』に載っている作家。
2. 『世界×現在×文学』に載っている作家がほめている作家。

で、どちらかに該当する作家のうち、わたしが個人的に気に入った作品……の予定です。また変わるかもしんないけども。
それにしても作品の評価ってむずかしい。自分はが読んだとき「おお、新しい!!」と思っても、実は他の人がすでにやってたりしてっ。誰にも世界中の本を読むことはできないんだから、そういう誤解のもとに文化って成り立ってるんだろうなあ……。
 苔寺。
2001年02月10日 (土) | 編集 |
ところで『ぼくの命』に、苔寺に行くというエピソードがある。苔寺、行ってみたいんだけど、高いんだよね。最低三千円、払わなきゃいけないらしい。それに予約入れなきゃならない。でも銀閣寺の庭園とか好きだし、それよりすんばらしいなら行ってみたいよなあ、と思う。苔ってちょっとブームっぽい気もするしさ。(んなこたぁないか)。なんでも『ぼくの命』によると、写経もしなきゃ入れないそうな。ほんとに?? 漢字読めないフランス人にもほんとに写経しなさいって言うのかな?? さすが日本文化って感じですね~。形式主義だよ。百回となえたやつは十回しかとなえなかったやつよりえらいってあの発想ですなあ。内容はわかってなくてもいいわけだ。……なんか、識字率の低かった時代の発想だと思うけど、それ。どうせ写経させるなら、現代フランス語に訳したやつをさせればいいのに。

ま、とにかく一度は行きたい苔寺、というお話でした。
 更新。
2001年02月09日 (金) | 編集 |
更新しました。
エルヴェ・ギベールの『ぼくの命を救ってくれなかった友へ』です。
http://leparadis.fc2web.com/lavie.htm
もう遅めになってしまいました。まだ3回目なのにっ!
『ぼくの命』長いんだよなあ。次はもうちょっと軽いものにしよう。

トップはちょっと季節感を出してみました。……えっ? 季節感なんか出てないって?? とほほ。ま、これからも季節の背景攻撃でいきます。(意味不明)
それにしてもこんなに手抜きでやっててもHP作りって結構手間かかるなー。BBSなんかももっとオリジナルに近いところまでカスタマイズできるらしいんだけど、背景入れただけでまったく触ってないしなー。せめてアイコン増やしたいなあ。ちょっと少なすぎる。ネコアイコンさがそう。
 洋書の購入。
2001年02月08日 (木) | 編集 |
さて、読めるかどうかは別として、ギベールの日本語になってないけど英語にはなってる作品、3冊買っちゃおうかな、と思ってます。短い作品のはずだしね。でもきっと難解だろうなあ……。(日本語で読むと難解とまではいかないけど)
というのも、よくよく検索結果を見てみたら、その中にメジャーな作品が入ってないのに気づいたのだったりする。それってつまり、一度訳が出て、在庫がつきたってことっぽい。だとするといま入手しないと大変なことになるわけで。(洋書の古本で購入しなきゃならない、ということだ。それはめんどい)
ところで洋書と言えばやっぱ、普通はアマゾンで買うものなのかなあ? アマゾン、調べたけどクレジットカードしか取り扱ってない。クレジットの番号を電話で伝える、というサービスはあるらしいんだけど……きっとアマゾンの取引銀行ってアメリカだよね? アメリカの銀行って勝手にクレジットカードの番号、売り渡しても違法じゃないらしいから、ちとやばし。(実際、ネット上でカードを使ったことなどない人が、ネット上でカードで買い物したことになって金額が引き落とされるという被害もあるらしい。んじゃ、アメリカで買い物するときどうするんだって話になるけど)
それに、クレジットカード、日本のは自動引き落としで勝手に落ちちゃうけど、アメリカとかは違うんだってね。明細が来た時点でおかしいということになったら止められるそうな。
で、「本屋さん」というサイトだと、代引きとか可能みたいなんだけど、手数料がやっぱちょっとかかるみたい。うーん。悩むなあ。
 鎖国。
2001年02月06日 (火) | 編集 |
昨日、本関係のHPでアメリカの本の検索をしてみたら、ギベールの日本未発表の初期の代表作が英語には訳されているということを知り、愕然とした。やっぱ、日本ってまだ鎖国してたんだ。それともどこぞの大手出版社が版権だけ一括で押えちゃって、「売れない」とかいう理由で出版せずに眠らせちまってるんだろうか?? 確かに、ノーベル賞を取ろうが、タイムで20世紀を代表する作家10人に選ばれようが、日本では翻訳が出ない、というのが実情ではあるけれど……そんなこんなはみんな商業主義だからだ、というのなら、なんでアメリカでは出てるのだろうかっ?? アメリカより日本はひどいのかっ??
……なんて言ってもしかたないけど。
なんとかしてくれ、この鎖国状態。仕方がないので英語で読むかも……無理かなあ。
 次の書評。
2001年02月05日 (月) | 編集 |
次の書評を書くため、ひさびさびさに『ぼくの命を救ってくれなかった友へ』を読んでいる。いま読むとなんか印象が違うなあ。というか、書評を書くぞ、と思って本を読み返すと、読み方が変わるっていうのもあるし……。
とりあえず、エルヴェ・ギベールって顔がいいからもててたんだな~、とつくづく思った。フーコーに気に入ってもらったのなんか、「この顔のおかげで」とか書いていて、なんじゃそりゃ、と思いましたね~。(しかもそれ、自覚ありありなのね~)でもな~、写真で見る限り、すんげえ暗い目してるんだな~。うちの家族なんか、あんな暗い顔してたら「貧乏神来るからやめなさい」とか言いそうだよ。
……うちの家ってあましアートっぽくないかも。
ま、いいや。『笑う犬』のビデオでも見よ。
 小説
2001年02月01日 (木) | 編集 |
えーと、いま小説書いてるんですが、とても難航してます。アコーディオン状態というか、ヨーヨー状態というか……ある程度の長さになって読み直すと、なんか気に入らなくなっていっぱい削ってしまう……。なんだかなあ。